Press Release
2024.4.9 | ZURICH, SWITZERLAND
※本リリースの日本語版は参考のためにご覧いただき、正式には英語版プレスリリースをご覧いただけますようお願い申し上げます。
Accelleronと舶用データプラットフォームプロバイダーであるBEMACとの新たなパートナーシップが実現しました。
これによりAccelleronの顧客は、データを活用したパフォーマンス向上とコスト削減をスムーズに実現できるようになります。
Accelleronの日本の合弁会社であるターボシステムズユナイテッド株式会社が締結したこの契約により、Accelleronのデジタル最適化ソリューションとデータ対応型サービス契約に必要なデータ収集と連携が自動でBEMACのMaSSA-OneプラットフォームとAccelleronプラットフォームの間で行われます。 AccelleronのTurbo Insightsは、MaSSA-Oneプラットフォームを利用中の約30隻の船舶で使用可能になっており 、Turbo MarineCareサービス契約のデータ処理も2隻の船舶で同プラットフォームを通じて行われています。
BEMAC株式会社の執行役員、デバイス&コミュニケーションセグメント長 寺田 秀行氏 は次のように述べています。
「当社の役目は船舶データ有効活用のために安定した船舶IoT基盤を運用していくことです。標準化されたインフラと、Accelleronのデジタルソリューションを組み合わせることで、当社が目指す、決して止まらない船の実現に一歩近づいたと感じています。」
MaSSA-Oneプラットフォームは、配電・制御システムとともに、BEMACの船舶技術ポートフォリオの中核となっています。この先進的なプラットフォームは、機関、荷役、航海など船内のあらゆるデータをIoT Data Serverが収集・蓄積し、陸上環境とのデータ共有から運行支援アプリの提供を実現します。MaSSA-Oneと連携することで従来課題であった機関データ等の取得、通信が効率化・自動化されます。
ターボシステムズユナイテッド代表取締役副社長兼過給機本体販売部長の若狭 義雅は、次のように述べています。
「この契約によりBEMACとビジネスパートナーとしてDigital分野での協業を進められることを大変嬉しく思います。デジタルソリューションの担う役割はますます大きくなっています。私たちはBEMACのようなパートナーと協力し、データ接続への課題を解決することに全力を尽くしています。MaSSA-Oneを介したAccelleronのデジタル機能へのシームレスなアクセスによって、海事産業におけるデジタル化への円滑な移行が可能になり、お客さまの効率的なオペレーションへ貢献できると確信しています。」
BEMACは、船舶の配電システム、制御システム等電気機器全般の設計・製造・工事・メンテナンスを一貫して手掛けている国内トップ企業であり、近年はMaSSA (The Maintenance system for Soundness Sailing Ability)「決して止まらない船」を開発コンセプトに船舶支援ソリューションを開発・提供しています。2024年2月時点で160隻を超える船舶に同プラットフォームが導入済。 https://www.bemac-jp.com/
Accelleron(アクセラロン)は、500 kWから80 MW以上のディーゼルおよびガスエンジン用の過給機の製造および最適化ソリューションにおいて世界的に業界をリードするポジションにおり、船舶、エネルギー、鉄道、大型オフハイウェイ分野において持続可能で効率的、かつ信頼性の高い動力の提供に貢献しています。革新的な製品の提供や研究面でのリーダーシップを通じて、事業を展開する業界の脱炭素化を加速させています。世界で約18万台のAccelleron過給機が稼働しており、世界50カ国100か所以上のサービスステーションを展開しています。 www.accelleron-industries.com