Press Release
2024.3.19 | ZURICH, SWITZERLAND
※本リリースの日本語版は参考のためにご覧いただき、正式には英語版プレスリリースをご覧いただけますようお願い申し上げます。
日本のエンジンメーカーである株式会社マキタが製造する排気ガス再循環システム (EGR) を備えた小口径 2 ストローク船舶用エンジンの世界初号機にAccelleron の過給機が選ばれました。マッチングテストにおいて、Accelleron の A255-L 過給機は高効率を発揮し、マキタ製 MAN B&W 6G45ME-C9.7-EGRBP エンジンの低 NOx 排出量と全体を通した燃料消費量の両方への貢献が確認されました。
このマキタが製造する世界初号機エンジン 6G45ME-C9.7-EGRBP は、EGR バイパスを搭載しており、エンジン負荷に合わせて EGR 率を調整し、要求される NOx 排出量削減を実現します。EGR バイパスは優れた過給機効率を必要とします。A255-Lを採用することで、比較的低出力のエンジンに対しても Tier III NOx 排出規制をクリアしつつ、燃料消費量削減の向上、ひいては温室効果ガス排出量の削減に貢献します。
株式会社マキタは次のように述べています。
「この新しい 6G45ME-C9.7-EGRBPエンジンのマッチングテストにより、Accelleron の A255-L 過給機は、私たちが優れたエンジンを提供するための必要な性能と効率を備えていると確信しました。」
Accelleron の A255-L 過給機を搭載したマキタ MAN-MITSUI-B&W 6G45ME-C9.7-EGRBP エンジン初号機は、日本の造船所向け40,000 DWT のばら積み貨物船に搭載されます。 A255-L は、A200-L シリーズの最新機種として 2019 年に発表され、現在2 ストローク エンジンに 220台以上が搭載されています。この高い信頼性を持つA255-Lは最大75%の単体効率を持っています。
AccelleronのHead of Sales Medium and Low-Speed OEM AsiaのAlexandros Karamitsos氏はこう述べています。「この新しいエンジンに Accelleron 過給機が採用されたことは、マキタと MAN エナジーソリューション の素晴らしい信念の表れです。私たちは優れた性能を備えた過給機を提供することに誇りを持っており、高い品質を求めるお客さまの革新的なエンジンに選ばれることは当社の成功の証しといえるでしょう。」
Accelleron(アクセラロン)は、500 kWから80 MW以上のディーゼルおよびガスエンジン用の過給機の製造および最適化ソリューションにおいて世界的に業界をリードするポジションにおり、船舶、エネルギー、鉄道、大型オフハイウェイ分野において持続可能で効率的、かつ信頼性の高い動力の提供に貢献しています。革新的な製品の提供や研究面でのリーダーシップを通じて、事業を展開する業界の脱炭素化を加速させています。世界で約18万台のAccelleron過給機が稼働しており、世界50カ国100か所以上のサービスステーションを展開しています。 www.accelleron-industries.com