アクセラロン過給機が株式会社ジャパンエンジンコーポレーションの最新型UEエンジンに採用

Press Release
2022.8.22 |  ZURICH, SWITZERLAND

※本リリースの日本語版は参考のためにご覧いただき、正式には英語版プレスリリースをご覧いただけますようお願い申し上げます。

• •　アクセラロン（Accelleron）と株式会社ジャパンエンジンコーポレーション（J-ENG）は技術契約に合意し、UEエンジンへのアクセラロン過給機の導入という画期的な一歩を踏み出しました。

• •　アクセラロン過給機の技術は、UEエンジンの優れた燃費効率をサポートします。これにより、世界のフリートの脱炭素化に向けたCO2排出量の削減に貢献します。

• •　2022年7月、最新型UEエンジン機種「6UEC33LSH-C2」にA255-L形過給機が初採用されました。

ABBターボチャージングの新しい顔であるアクセラロンと、世界的なエンジンライセンサーである株式会社ジャパンエンジンコーポレーション（以下、J-ENG）は、舶用低速エンジンの世界3大ブランドの一つであるUEエンジンにアクセラロンの過給機を採用する技術契約に調印しました。

J-ENGは、2017年4月に神戸発動機と三菱重工舶用機械エンジンの舶用エンジン事業を統合し、設立されました。同社は、開発から、設計、製造、販売、アフターサービスまでの一貫体制を整えている世界唯一の会社で、高品質かつ最新の卓越した技術を導入することで市場から高い評価を受けています。

J-ENGが開発した「UE エンジン」 は、市場動向や多様化するお客様のニーズに応えるため、継続的な最新技術の導入や将来燃料に向けた取り組みによって進化しつづけています。

アクセラロンA100-L / A200-Lシリーズは、舶用低速主機用に設計された過給機で、累計5400台以上の受注実績があります。出力密度を向上させた大容量かつコンパクトな設計で、高効率かつ高圧力比の過給により機関側の効率を向上させます。これにより、UEエンジンの高い燃費効率を実現し、燃料消費を抑えます。また船舶のCO2排出量の大幅な削減をサポートすることで、UEエンジンを搭載した船舶の脱炭素化に貢献します。

「この契約が、両社にとってそれぞれの提案の可能性を高めることでしょう。アクセラロン過給機が今後UEエンジンに採用されることを誇りに思います。私たちには今までの経験や信頼性があります。船舶運航会社が世界中のフリートの脱炭素化に取り組む中で、当社の実績ある過給機技術が、UEエンジンの高い燃費効率と低排出ガスの達成をサポートすることを確信しています。」とアクセラロンのグローバルセールス・ロースピードターボチャージャーの責任者であるAlexandros Karamitsosは述べています。

2022年7月にUEエンジン最新機種6UEC33LSH-C2にアクセラロンA255-L形過給機が初採用されました。本件は中国のエンジンメーカーであるZhejiang Yungpu Diesel Engine Co., Ltd.（浙江洋普柴油机有限公司）にて製造されたものです。

注釈：Accelleron（アクセラロン）は、ABBターボチャージングの将来のブランド名です。この新ブランドは、ターボチャージング部門を事業的に分離するABBのポートフォリオマネジメント戦略の一環です。

Accelleron（アクセラロン）は、500 kWから80 MW以上のディーゼルおよびガスエンジン用の過給機の製造および最適化ソリューションにおいて世界的に業界をリードするポジションにおり、船舶、エネルギー、鉄道、大型オフハイウェイ分野において持続可能で効率的、かつ信頼性の高い動力の提供に貢献しています。革新的な製品の提供や研究面でのリーダーシップを通じて、事業を展開する業界の脱炭素化を加速させています。世界で約18万台のAccelleron過給機が稼働しており、世界50カ国100か所以上のサービスステーションを展開しています。　www.accelleron-industries.com